答え 〇
クロムは、インスリン作用を増強する。
体内でインスリン(ホルモン)が作用するとき、クロモデュリン(オリゴペプチドの一種)と呼ばれる物質が関わります。
(クロモデュリンは、インスリンの作用を増強するという役割がある)
このクロモデュリンには、クロム(Cr)が結合しており、クロムがなくなるとインスリン増強作用もなくなる、とされています。
よって、「クロムは、インスリン作用を増強する」という解釈がマルとなります。
注意
食事摂取基準2020年版では、
「3価クロムによる糖代謝の改善は薬理作用に過ぎず、クロムを必須の栄養素とする根拠はないとする説が最近、有力である。しかし、後者は定説には至っていないため、前回の改定(2015 年版)と同様に、必須栄養素と考え、食事摂取基準に含めることとした」とされています。
作用としては間違いないですが、食事で摂取する量で効果が出るか?においては、議論の余地がある部分です。
今日も勉強おつかれさまです!