【Q】肝硬変で食道静脈瘤がある場合には、亜鉛の摂取量を制限する。(〇or×)

答え ×

食道静脈瘤で、亜鉛の摂取量を制限する必要はない

食道静脈瘤(しょくどうじょうみゃくりゅう)とは、食道の静脈にできるコブ(血が溜まった部分)のことです。
破裂すると死に至ることもある、危険な状態とされています。

肝硬変では、線維化によって肝臓に入れなかった血液が、食道の静脈に流れ込んでしまうということが起こります。その結果、静脈瘤が起こります。
(ふだんあまり車が通らない迂回ルートに、急に車が向かい出すと渋滞するイメージ)

これ自体は血液の流れに関する症状なので、特別制限する栄養素はありません
(食事療法で解決できるものではない)

ただし、硬い食べ物は物理的に静脈瘤を刺激することがあるので、避けるべきとされています。

食道静脈瘤の対策として、栄養素は直接関係がないことを知っていますか?という問題です。

今日も勉強おつかれさまです!