答え ×
インスリン抵抗性は、上昇する。
インスリン抵抗性とは、インスリンの効きにくさを表します。
血糖値を下げる(血中の糖を細胞の中に入れる)ホルモンであるインスリンが、どれくらい効きにくいのか?という視点なので、
上昇すれば、インスリンが効きにくい
低下すれば、インスリンが効きやすい
状態と判断できます。
一般的に考えれば、インスリン抵抗性は低い方が嬉しいです。
(その方が、少しのインスリンでもよく効く。これが効かなくなって、糖尿病などが起こる。)
ですが妊娠期の場合、インスリン抵抗性は「上昇」します。
(妊娠時に分泌されるホルモンによって、母体はインスリンが効きにくくなる。)
ここだけ聞くと嬉しくないですが、これは「胎児に糖をあげるため」です。
母体にインスリン抵抗性が生じると、母体の血中にある糖は、母体の細胞に入りにくくなります。その糖は、胎児へと供給されます。
(胎児と母体は血液を通してつながっている)
もちろんデメリットもあり、それが妊娠糖尿病です。
(妊娠時の糖代謝異常)
母体はリスクを取りながらも、胎児へ糖をあげることを優先している。
そんなイメージを持つと、考えて判断できるようになります。
今日も勉強おつかれさまです!
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