【Q】バソプレシンの分泌は、体水分量が不足すると促進される。(〇or×)

答え 〇

バソプレシンの分泌は、体水分量が不足すると促進される

バソプレシン(抗利尿ホルモン/ADH)とは、下垂体後葉から分泌されるホルモンです。
水分の再吸収を促進する、という仕事をしています。

*水分は、腎臓から尿として捨てられる。
捨てる際、ふだんから一定量を再吸収して体内に戻している。
再吸収しなかった分が尿として排泄される。

バソプレシンによって水分の再吸収が促進されると、多くの水分が体内に戻ります。
つまり、尿量は減り体内水分量は増えるという方向です。
(よって抗利尿ホルモン)

選択肢の「体水分量が不足している状態」では、カラダはできるだけ水分を捨てたくはないはずです。そのためバソプレシンの分泌を促進し、再吸収を増やし、いつも通りの体水分量にしようと働きます。

体水分量が不足している→いつも通り水分は捨てたくない→再吸収を増やしたい→バソプレシンは出した方がいい
という順番で考えられます。

今日も勉強おつかれさまです!