答え ×
過呼吸では、呼吸性アルカローシスがみられる。
前提知識
「アシドーシス」
体液が酸性に傾いた状態
体内で酸性物質が増えているか、アルカリ性物質が減っている
・登場する主な酸性物質
水素イオン(H+)(これが酸性のおおもと)
乳酸、ケトン体、二酸化炭素、塩酸
「アルカローシス」
体液がアルカリ性に傾いた状態
体内でアルカリ性物質が増えているか、酸性物質が減っている
・登場する主なアルカリ性物質
重炭酸イオン(HCO3-) *「酸素」が酸・アルカリを決めているわけではない点に注意
過呼吸とは、ふだんの呼吸が過剰になっている状態です。
これ自体はイメージできますが、ここで出入りしている気体に着目すると、過呼吸は「二酸化炭素を吐きすぎている状態」になっています。
(ふだんから息を吐くことで、体内でできた二酸化炭素を捨てているが、これが過剰になっている)
二酸化炭素は体内で、「酸性」の役割をもつ物質でした。
つまり、過呼吸のとき、体内では酸性物質が減っています。
そして普段よりも酸性物質が減ると、「アルカローシス」が起こります。
また、今回の原因は呼吸なので、「過呼吸では、呼吸性アルカローシスがみられる」となります。
今日も勉強おつかれさまです!