答え 〇
欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じる。
栄養素が不足すると「欠乏症」が起こることは、イメージしやすいです。
今回の「潜在的な欠乏状態を経て生じる」とは、栄養素が足らなくなると即時に欠乏症がでるわけではなく、体内の貯金分を使ったりしてなんとか維持している状態(潜在的な欠乏状態)がありますよ、という意味です。
よくこの例に出されるのが「鉄」です。
鉄は体内に「貯蔵鉄」という貯金があります。
食事から入ってくる鉄が不足すると、まずは貯蔵鉄が使われます。
(貯金でしのいでいる)
この状態のとき、鉄は不足していますが欠乏症は出ていません。
これが、潜在的な欠乏状態です。
そしてこれでも足りなくなると、ヘモグロビンが低下するなどの症状が現れてきます。
栄養素の充足・不足は、
足りている → 潜在的な欠乏状態 → 欠乏症
というグラデーションになっています。
またこれは、過剰症でも同じ考え方です。
(潜在的な過剰状態がある。)
今日も勉強おつかれさまです!