わが国の食料自給率に関する記述である。
最近10年間のカロリーベースの総合食料自給率は、50%以上である。
(〇 or ×)
「カロリーベース」の値。
「生産額ベース」ではない。
×
最近10年間のカロリーベースの総合食料自給率は、50%以下である。
食料自給率とは
食料自給率とは
「我が国の食料供給に対する国内生産の割合を示す指標」です。(農林水産省)
ようは、日本で食べられている食料のうち、どれくらい国内で作られているのかを表す数字です。
もし100%だったら、すべて国内産ということですね。
食料自給率には種類がある
食料自給率には種類があります。
そのひとつである「カロリーベース」とは、食料自給率をカロリー(熱量/エネルギー)を基準に考えたものです。
例えば、今日は2,000kcal食べました。
このうち何キロカロリーが国内産かな?という視点です。
もし1,000㎉だったら自給率50%になる。
食品の重量割合ではない点に注意。
最近の値
最近の値は次の通りです。
令和元年(2019)で38%
近年は、だいたい40%弱で推移。
食事で考えると、国産エネルギーは半分以下という印象です。
注意点
図にも載っていましたが、
食料自給率には他の視点もあります。
生産額ベース
食料の生産額を基準に考える。
食料として何円分供給されたか。
そのうち国内産分は何%か。
こちらの場合だと、同じ年でも値が変わります。(令和元年で66%)
どの視点の自給率なのかには、注意が必要です。
ポイント!
カロリーは半分以下。
普段の食事から摂取できるカロリー(エネルギー)の半分以上は輸入品。
国内産は40%弱。
そんなイメージが大切です。
また、生産額ベースだと50%以上になるので、あくまでカロリーベースのこと。
ここも忘れないようにしましょう!
marcy