経腸栄養剤に関する記述である。
肝不全用経腸栄養剤は、芳香族アミノ酸が強化されている。
(○or×)
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肝不全用経腸栄養剤は、分岐鎖アミノ酸(分枝アミノ酸)が強化されている。
肝不全では、肝機能が低下することでフィッシャー比が低下する。
フィッシャー比は血中の分岐鎖アミノ酸濃度と、芳香族アミノ酸濃度の比。
(分岐鎖アミノ酸÷芳香族アミノ酸)
肝臓の機能が低下すると芳香族アミノ酸を使えなくなるので、芳香族アミノ酸が余る(増える)。
=分母が増えてフィッシャー比が低下する。
これの対策には、分岐鎖アミノ酸が強化された栄養剤を使うことが適する。
— ポイント —
肝障害=分岐鎖アミノ酸!の暗記で考えちゃった。
最終的にはその結論になるんだけど、途中の話(フィッシャー比)もわかるようにしておくと、似た問題もカンタンにわかるようになるよ。