【Q】更年期女性の生理的変化に関する記述である。血中黄体形成ホルモン値は、低下する。(〇or×)

答え×

血中黄体形成ホルモン値は、上昇する。

更年期の変化を考えるときに基盤となるのが、「卵巣機能が低下する」という部分です。
ふだんここからは、女性ホルモン(黄体ホルモン(プロゲステロン)卵胞ホルモン(エストロゲン))が分泌され、性周期が作られていましたが、このリズムが崩れます。

また、卵巣から分泌される女性ホルモンは、脳(下垂体前葉)から分泌される黄体形成ホルモン卵胞刺激ホルモンによって調節されていました。(脳から出るホルモンが、卵巣からホルモン出せよ、と命令しているイメージ)

更年期では卵巣機能が低下し、女性ホルモン(黄体ホルモン(プロゲステロン)、卵胞ホルモン(エストロゲン))の分泌量が減少します。

すると脳は、分泌量が減っている!足らないから増やさないと!というとこで、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモンの分泌を増加させます

卵巣(現場)からの量が少なくなったので、脳(司令塔)からの命令が多くなる、というイメージです。

ポイントは、「まず初めに卵巣(現場)からのホルモンの量が減ること」と、「黄体形成ホルモンは脳から出ているホルモンの名前である」という理解です。

【卵巣】(分泌ダウン)
黄体ホルモン(プロゲステロン)↓↓
卵胞ホルモン(エストロゲン)↓↓

【脳(下垂体前葉)】(分泌アップ)
黄体形成ホルモン↑↑
卵胞刺激ホルモン↑↑

今日も勉強おつかれさまです!