【Q】クワシオルコルでは、浮腫がみられる。(〇or×)

答え 〇

クワシオルコルでは、浮腫がみられる

・クワシオルコルとは
たんぱく質・エネルギー栄養障害(PEM)の1つ
エネルギーは足りているが、たんぱく質が不足している状態
(つまり、炭水化物や脂質は摂れている)

クワシオルコルでは、食事から入ってくるたんぱく質が不足しています。
しかし、エネルギーは足りているので、カラダは分解方向に進みません。
よって、血清総たんぱく質値が低下します。
(シンプルに、材料がない!という認識でOK)

血中たんぱく質濃度が低下すると、血液の浸透圧も低下します。
(浸透圧は、水分を引付けるチカラと考えるとわかりやすい。)
(血液の浸透圧を作っているのは、血中のたんぱく質。)

血中の浸透圧が低下すると、水分は血管の外に出ていこうとするので、浮腫や腹水が起こります。
(浮腫とは、血管の外(細胞の間)に水分が溜まった状態。いわゆるむくみの状態。)

たんぱく質濃度と浮腫はセットで覚えておくことがポイントです。

今日も勉強おつかれさまです!