【Q】浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により出現する。(〇or×)

答え ×

浮腫は、血漿膠質浸透圧の低下により出現する。

浮腫とは、血管の外である細胞間質に水分が溜まった状態です。
(いわゆるむくんでいる状態)

ふだん血管は、一定の浸透圧が保たれています。
(ここでは浸透圧を、水を引付けるチカラと考えます。)

これを担当しているのが、アルブミンというたんぱく質です。
アルブミンが作っている浸透圧を「血漿膠質浸透圧」(けっしょうこうしつしんとうあつ)と呼びます。
(血管の中にアルブミンが一定量あるので、浸透圧が保たれ、水分が留まるイメージ)

よって、なんらかの原因でアルブミンの量が減ると、血漿膠質浸透圧が下がるので、水分を留めるチカラが弱くなります。
すると水分は血管の外へと移動し、浮腫が起こります。

間違えやすいのは、血漿膠質浸透圧を水を押し出すチカラと勘違いすることです。(圧力という言葉から。すると今回の問題をマルかなと思ってしまう。)
そうではなく、水を引付けるチカラ。この理解がポイントです。

今日も勉強おつかれさまです!

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