【高LDLコレステロール血症の栄養管理は、健康な人の値と比べて覚える。】(34回121番1)

高LDLコレステロール血症の栄養管理に関する記述である。

炭水化物の摂取エネルギー比率を40%E未満とする。(〇 or ×)

健康な人の値は何%?

× 
炭水化物の摂取エネルギー比率を50~60%Eとする。

脂質異常症のひとつ

脂質異常症のひとつである高LDLコレステロール血症は、LDLコレステロール値が140mg/dl以上で診断される病気です。

名前の通り、悪玉コレステロールが高くなっている状態です。
(試験的に悪玉という言い方はしない)

ガイドラインがある

高LDLコレステロール血症など、試験に登場する病気の栄養管理は、各病気に対応したガイドラインに従います。(ここに載っている数字を覚えます。)

脂質異常症のガイドラインを見ると、炭水化物 エネルギー比率は「50~60%」と載っているので、問題の「40%E以下」では少なすぎるとわかります。
(Eはエネルギーの略)

ポイント!

OK、では「50~60」を暗記すればいいのか!となるのは早計。

食事の数字は、健康な人と比べながら覚えるのがポイントです。

炭水化物のエネルギー比率は、50~65%E(食事摂取基準2020)。

上限が少し下がるだけで、ほぼ一緒です。この「ほぼ一緒」という感覚が、勉強を進めるうえで大切になります(^^

まとめ。

炭水化物のエネルギー比率

食事摂取基準2020(健康な人)
50~65%

脂質異常症診療ガイド2018
50~60%

「ほぼ一緒!」

marcy