【卵黄のリン脂質はレシチン。これを整理しながら覚える。】(34回47番4)

鶏卵に関する記述である。

卵黄のリン脂質では、レシチンの割合が最も高い。
(〇 or ×)

「脂質全体の話」 ではない。


卵黄のリン脂質では、レシチンの割合が最も高い。

脂質の分類

食べ物に含まれる脂質は、
・単純脂質
・複合脂質
・誘導脂質
などに分類されます。

このうちリン脂質は「複合脂質」に分類されるもので、そのひとつに「レシチン」があります。

(ちなみに脂質の代表「トリアシルグリセロール(中性脂肪)」は、単純脂質)

広いところから見る

卵黄に含まれる栄養素は(当たり前だけど)さまざまあります。

今回は広いところから見てみます。
(値はおおよそ。)

「卵黄」
水分50%
脂質30%
たんぱく質15%
ミネラル1%

「卵黄の脂質
単純脂質60%
複合脂質30%
その他数%

「卵黄の複合脂質(リン脂質)」
レシチン80%
ケファリン15%

リン脂質の中で多いということ

つまり今回の理解は、
卵黄の脂質の中の、リン脂質の中では、レシチンが最も多い。」ということです。

注意点としては、
卵黄の脂質全体で考えれば、単純脂質(60%)のトリアシルグリセロールが最も多い、という点です。

ポイント!

どの視点での割合なのかを確認する。

卵黄に含まれるリン脂質で最も多いのは?と聞かれたら「レシチン」が正解。

でも、卵黄に含まれる脂質で最も多いのは?と聞かれたら「トリアシルグリセロール」が正解となります。

何を全体として考えているのか?ここを忘れないことが大切なポイントです(^^♪

marcy