鶏卵に関する記述である。
卵黄のリン脂質では、レシチンの割合が最も高い。
(〇 or ×)
「脂質全体の話」 ではない。
〇
卵黄のリン脂質では、レシチンの割合が最も高い。
脂質の分類
食べ物に含まれる脂質は、
・単純脂質
・複合脂質
・誘導脂質
などに分類されます。
このうちリン脂質は「複合脂質」に分類されるもので、そのひとつに「レシチン」があります。
(ちなみに脂質の代表「トリアシルグリセロール(中性脂肪)」は、単純脂質)
広いところから見る
卵黄に含まれる栄養素は(当たり前だけど)さまざまあります。
今回は広いところから見てみます。
(値はおおよそ。)
「卵黄」
水分50%
脂質30%
たんぱく質15%
ミネラル1%
「卵黄の脂質」
単純脂質60%
複合脂質30%
その他数%
「卵黄の複合脂質(リン脂質)」
レシチン80%
ケファリン15%
リン脂質の中で多いということ
つまり今回の理解は、
「卵黄の脂質の中の、リン脂質の中では、レシチンが最も多い。」ということです。
注意点としては、
卵黄の脂質全体で考えれば、単純脂質(60%)のトリアシルグリセロールが最も多い、という点です。
ポイント!
どの視点での割合なのかを確認する。
卵黄に含まれるリン脂質で最も多いのは?と聞かれたら「レシチン」が正解。
でも、卵黄に含まれる脂質で最も多いのは?と聞かれたら「トリアシルグリセロール」が正解となります。
何を全体として考えているのか?ここを忘れないことが大切なポイントです(^^♪
marcy