【ペントースリン酸回路と仲良くなる。】(34回70番4)

糖質の代謝に関する記述である。

ペントースリン酸回路は、リボース5-リン酸を生成する。
(〇 or ×)

ペントースリン酸回路の役割は2つあった!

〇 
ペントースリン酸回路は、リボース5-リン酸を生成する。

試験的に覚える2つ

ペントースリン酸回路とは、細胞の中で行われる代謝の1つです。

リボース5-リン酸と、NADPHを生成します。

試験的に覚えるのはこの2つですが、びっくりするくらい興味を惹かれないので、もう少しだけ仲良くなっておきましょう。

大事な物質

リボース5-リン酸とは、核酸(DNAやRNA)などの材料になる物質です。

これがないとDNAやRNAが作れません。(めっちゃ大事)

ちなみに「リボース」とは、五炭糖の名前でした。

「五炭糖」はカタカナで「ペントース」。

そう、「ペントース」「リン酸」回路と
「リボース」 5-「リン酸」。

代謝の名前が内容のヒントになっています。

核酸以外にも使う

一方NADPHは、脂肪酸コレステロールを作るときに必要な物質です。

NADPHという名前は、
「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸の還元型」のことです。

(聞かなかったことにしよう。)

あまり嬉しい物質ではないかもしれませんが、生命維持には大切な物質たちです。

ペントースリン酸回路でできる物質は、このように活躍しています。

わき道

またペントースリン酸回路は、「解糖系の側路」という言い方をされます。

解糖系と同じくグルコースからスタートし、途中からわき道に入ったところにあります。

よって、もとの材料は「グルコース」。

グルコースを食べる理由は、エネルギーのためだけじゃなかった!ということです。

ポイント!

なんのためにあるの??

そんな疑問を少しだけ持てれば、興味と理解がついてきます。

「ペントースリン酸回路は、リボース5-リン酸を生成する。」
「核酸作るために必要だから!」

そんなふうに考えられれば、ちょっと楽しくなるはずです。

marcy