【国民健康・栄養調査/運動習慣】(34回5番2)

正解したい基礎問題

最近の国民健康・栄養調査に示された身体活動・運動の現状に関する記述である。
「運動習慣のある者」の割合は、65歳以上は20~64歳より高い。 
(〇 or ×)

【考えるヒント】
運動「習慣」なので、続けている人たちのこと。

  「運動習慣のある者」の割合は、65歳以上は20~64歳より高い

運動習慣の条件

国民健康・栄養調査とは、毎年行われる「身体状況」「栄養摂取状況」「生活習慣」に関する調査です。

栄養士に最も身近な調査であり、試験にも毎年登場します。

「運動習慣」についても、ここで調べられています。では、運動はどこまで行えば習慣になるのでしょうか?

調査ではしっかりと定義されており、「1回30分以上の運動を、週2日以上、1年以上継続している状態」とされます。

(けっこうキビシイ)

そしてこの運動習慣をもつ人は、年齢が上がるほど高くなる傾向にあります。

厚生労働省 平成30年国民健康・栄養調査結果の概要 P20
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000635990.pdf 2020.8

図から、男女とも20~64歳と比べると65歳以上が高いことがわかります。

ポイント

「傾向と人物像の把握」

この手の問題は、知っているかどうかが大きい範囲です。

調査も毎年行われるので、数値も変動します。ただし、「傾向は同じ」です。

昨年は若者の運動習慣が多く、今年は高齢者が多い、来年は…という変動はしません。(傾向はゆっくり変わる)よって、まずは現在の傾向の把握。

そしてそれができた後は、身近な人や想像上でもいいので、65歳以上で運動してそうな人をイメージする。

そんなふうに考えると、覚えやすくなるはずです(^^♪