【ポピュレーションアプローチ/公衆栄養活動】(34回173番4)

正解したい基礎問題

公衆栄養活動に関する記述である。
ポピュレーションアプローチを重視する。
(〇 or ×)

【考えるヒント】
ポピュレーションアプローチのターゲットと言えば?

 

公衆栄養活動では、
ポピュレーションアプローチを重視する。


公衆栄養活動

公衆栄養活動とは、
人々の疾病予防や
健康の維持・増進を目的に実施する活動
のことです。

地域住民や働く人の集団など、
幅広い相手を対象とします。

また、疾病前の状態(予防)から
疾病発症後のリハビリなど、
予防医学のすべての段階が含まれます

(試験的には
 「一次予防から三次予防まで含まれる」
 という言い方になります。)

ポピュレーションアプローチ

ポピュレーションアプローチとは、
公衆栄養活動などを行う際に
「対象集団全体」に働きかけ、病気のリスクを下げるという方法のことです。

「健診での異常はない?でも今のうちから運動したり減塩してね。」というアプローチイメージです。

これに対してハイリスクアプローチもあります。
こちらは、リスクが高い人に限定したアプローチです。

問題を考える

先ほど公衆栄養は
「予防医学のすべての段階が含まれる」と言いましたが、

なかでも重視しているのが
「疾病の発症を防ぐ」という初期の段階です。
(一次予防)

そもそも病気を発症させない。
これがメインです。

ではどうでしょうか?この考え方、
ポピュレーションアプローチと一致していませんか?

「疾病の発症を防ぐ(一次予防)」と
初期の段階から「対象集団全体」に働きかけるポピュレーションアプローチ。

きっと意気投合するはずです。
よって答えは〇
公衆栄養活動では「ポピュレーションアプローチを重視」します。

公衆栄養活動の考え方と、
ポピュレーションアプローチの考え方。

両者の考えは似ているよね、
矛盾していないよね。
そんな納得をもつことがポイントです(^^