【栄養アセスメント/クレアチニン】(34回83番4)

正解したい基礎問題

栄養アセスメントに関する記述である。
尿中クレアチニン排泄量は、筋肉量を反映する。
(〇 or ×)

【考えるヒント】
クレアチン
クレアチンリン酸
クレアチニン
これらの居場所といえば…?

 

尿中クレアチニン排泄量は、筋肉量を反映する。


クレアチニンとは、
筋肉にあるクレアチンリン酸
代謝されてできる物質です。

ここでは、
よく似た名前の3兄弟が登場するので
確認しておきましょう。

  • クレアチン
    → 筋肉などにある窒素化合物
  • クレアチンリン酸(ホスホクレアチン)
    → クレアチン+リン酸
      高エネルギー物質
      筋肉で使われる
  • クレアチニン
    → クレアチンリン酸からできる
      老廃物的ポジション

つまり、
筋肉にはクレアチンリン酸という
エネルギー物質がある。

使ったあとは(一部が)クレアチニンとなり、
尿から捨てられる、
という流れです。

そしてこの捨てられる「クレアチニン」は、
筋肉量にほぼ比例する」という特徴があります。

(筋肉が多いとクレアチンリン酸を使う頻度も多く、
 クレアチニンができて捨てる量も多くなる。)

ポイント

まずは、
クレアチンリン酸が筋肉で使われるエネルギー物質
という理解。

そのあとに、
クレアチニン」ができるんだな、
尿から捨てられるんだな、
という理解です。

そうすれば
尿中クレアチニン排泄量は筋肉量を反映する」に
納得できます。

意外と覚える順番が大切な部分です(^^