正解したい基礎問題
栄養アセスメントに関する記述である。
尿中クレアチニン排泄量は、筋肉量を反映する。
(〇 or ×)
【考えるヒント】
クレアチン
クレアチンリン酸
クレアチニン
これらの居場所といえば…?
〇
尿中クレアチニン排泄量は、筋肉量を反映する。
クレアチニンとは、
筋肉にあるクレアチンリン酸が
代謝されてできる物質です。
ここでは、
よく似た名前の3兄弟が登場するので
確認しておきましょう。
- クレアチン
→ 筋肉などにある窒素化合物 - クレアチンリン酸(ホスホクレアチン)
→ クレアチン+リン酸
高エネルギー物質
筋肉で使われる - クレアチニン
→ クレアチンリン酸からできる
老廃物的ポジション
つまり、
筋肉にはクレアチンリン酸という
エネルギー物質がある。
使ったあとは(一部が)クレアチニンとなり、
尿から捨てられる、
という流れです。
そしてこの捨てられる「クレアチニン」は、
「筋肉量にほぼ比例する」という特徴があります。
(筋肉が多いとクレアチンリン酸を使う頻度も多く、
クレアチニンができて捨てる量も多くなる。)
まずは、
「クレアチンリン酸が筋肉で使われるエネルギー物質」
という理解。
そのあとに、
「クレアチニン」ができるんだな、
尿から捨てられるんだな、
という理解です。
そうすれば
「尿中クレアチニン排泄量は筋肉量を反映する」に
納得できます。
意外と覚える順番が大切な部分です(^^