【ヌクレオチド】(34回19番2)

正解したい基礎問題

核酸とその分解産物に関する記述である。
ヌクレオチドは、構成糖として六炭糖を含む。
(〇 or ×)

【考えるヒント】
ヌクレオチドのパーツは、
糖・塩基・リン酸。

 ×

ヌクレオチドは、構成糖として五炭糖を含む。


ヌクレオチドとは、
糖・塩基・リン酸
3つのパーツからできている物質です。

なにをかくそう私たちのDNA(デオキシリボ核酸)も、
このヌクレオチドがたくさんつながってできています。

そしてヌクレオチドにも含まれる糖は、
「何個の炭素でできていますか?」
という視点で分類されていました。

  • 五炭糖(別名 ペントース)<炭素5つ>
    リボース
    デオキシリボース
  • 六炭糖(別名 ヘキソース)<炭素6つ>
    グルコース
    ガラクトース
    フルクトース

この中で、ヌクレオチドに使われるのは、
五炭糖の2つ(リボースデオキシリボース)です。

試験的なお話。

リボース・デオキシリボースが
五炭糖なのは暗記です。

ですが、DNAが五炭糖を持っているというのは
名前から想像できます。

DNAの本名は「デオキシリボ核酸」
「D」は「デオキシリボ」の「D」
「デオキシリボ」といえば、「デオキシリボース」
→ 五炭糖!

(ちなみにRNAの「R」も「リボース」の「R」)

暗記部分は素直に繰り返して暗記。
でも考えて判断できる部分はムリに詰め込まない。

このバランスで、覚える量を減らせます(^^