【スクリーニング】(33回5番5)

正解したい基礎問題

疾病のスクリーニングに関する記述である。
スクリーニングは、疾病の診断を目的とする。
(〇 or ×)

【考えるヒント】
陽性 = 病気とは言い切れない。

 ×

スクリーニングは、
疾病の診断を目的としていない


スクリーニングとは、
病気の可能性アリ・ナシの「ふるい分け」をすることです。

例えば糖尿病の可能性を、
定めた血糖値以上か以下で、
陽性・陰性と判断します。

この中で陽性になった人は、
精密検査を受けて「確定診断」(本当に糖尿病かどうかの判断)を行うという流れになっています。

試験的なお話。

今回の内容は、
スクリーニングの問題を解くうえでの基礎となります。

確定診断ではない、ということがわかれば、

  • スクリーニングで陽性になった人の中にも
    本当に病気だった人
    実は病気ではなかった人がいる
  • 陰性になった人の中にも、
    本当に健康だった人
    実は病気だった人がいる

これに納得できます。

この理解があれば、
敏感度や特異度の問題を解くことができます。

ぜひ考えるときの基盤にしてみてください(^^