【成分栄養剤】(33回118番の2)

正解したい基礎問題

経腸栄養剤の種類とその特徴に関する記述である。
成分栄養剤の窒素源は、ジペプチドである。
(〇 or ×)

【考えるヒント】
主な窒素源といえば、
たんぱく質、ペプチド、アミノ酸。

 ×

成分栄養剤の窒素源は、アミノ酸である。


成分栄養剤とは、
通常の食事ができない場合に使う「経腸栄養剤」の一種です。
(胃や腸にカテーテルを入れて栄養補給するイメージ。)

この中でも成分栄養剤は、
栄養素が最も分解された状態で入っているものを指します 。

例えば「たんぱく質」は、
「ペプチド」よりもさらに小さい単位である「アミノ酸」にまで分解されています。
(なので、体内で分解する必要がない。そのまま吸収できる。)

試験的なお話。

経腸栄養剤の中でも、
最もたくさん登場するのが成分栄養剤です。

栄養素の特徴としては、

  • たんぱく質系 → アミノ酸
  • 糖質系 → デキストリン
  • 脂質系 → ほとんど含まれない

という状態です。

いつもどおりの消化・吸収ができないときに使う。
だから、すでに分解してあるものが嬉しい。
そんな納得とセットが大切です。