正解したい基礎問題
経腸栄養剤の種類とその特徴に関する記述である。
成分栄養剤の窒素源は、ジペプチドである。
(〇 or ×)
【考えるヒント】
主な窒素源といえば、
たんぱく質、ペプチド、アミノ酸。
×
成分栄養剤の窒素源は、アミノ酸である。
成分栄養剤とは、
通常の食事ができない場合に使う「経腸栄養剤」の一種です。
(胃や腸にカテーテルを入れて栄養補給するイメージ。)
この中でも成分栄養剤は、
栄養素が最も分解された状態で入っているものを指します 。
例えば「たんぱく質」は、
「ペプチド」よりもさらに小さい単位である「アミノ酸」にまで分解されています。
(なので、体内で分解する必要がない。そのまま吸収できる。)
経腸栄養剤の中でも、
最もたくさん登場するのが成分栄養剤です。
栄養素の特徴としては、
- たんぱく質系 → アミノ酸
- 糖質系 → デキストリン
- 脂質系 → ほとんど含まれない
という状態です。
いつもどおりの消化・吸収ができないときに使う。
だから、すでに分解してあるものが嬉しい。
そんな納得とセットが大切です。