高LDLコレステロール血症の栄養管理に関する記述である。
炭水化物の摂取エネルギー比率を40%E未満とする。(〇 or ×)
健康な人の値は何%?
×
炭水化物の摂取エネルギー比率を50~60%Eとする。
脂質異常症のひとつ
脂質異常症のひとつである高LDLコレステロール血症は、LDLコレステロール値が140mg/dl以上で診断される病気です。
名前の通り、悪玉コレステロールが高くなっている状態です。
(試験的に悪玉という言い方はしない)
ガイドラインがある
高LDLコレステロール血症など、試験に登場する病気の栄養管理は、各病気に対応したガイドラインに従います。(ここに載っている数字を覚えます。)
脂質異常症のガイドラインを見ると、炭水化物 エネルギー比率は「50~60%」と載っているので、問題の「40%E以下」では少なすぎるとわかります。
(Eはエネルギーの略)
ポイント!
OK、では「50~60」を暗記すればいいのか!となるのは早計。
食事の数字は、健康な人と比べながら覚えるのがポイントです。
炭水化物のエネルギー比率は、50~65%E(食事摂取基準2020)。
上限が少し下がるだけで、ほぼ一緒です。この「ほぼ一緒」という感覚が、勉強を進めるうえで大切になります(^^
まとめ。
炭水化物のエネルギー比率
食事摂取基準2020(健康な人)
50~65%
脂質異常症診療ガイド2018
50~60%
「ほぼ一緒!」
marcy