健康のために、飲酒量を減らしたいと考える男性社員の行動のうち、行動変容技法の刺激統制に該当するものである。
飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する。(〇 or ×)
刺激を統制する
→刺激をコントロールする
× 「飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する」は、刺激統制ではない。
刺激統制とは
「行動変容技法」とは、行動を適切なものへと変えるための方法論のことです。
今回は、この行動を適切なものへと変えるためのテクニックとして、「刺激統制」が登場しました。
刺激統制とは刺激を統制することですが、ここでは刺激の制御(コントロール)と言い換えるとわかりやすいです。
内容はシンプル
例えば「飲酒量を減らしたい」と考えているなら、
「いつも冷蔵庫に入っているお酒のストックをやめる」(マイナスを減らす)
や、「適切な飲酒量をスマホ待ち受けに表示しておく」(プラスを増やす)
などが該当します。結構シンプルです。
今回の問題
今回の「飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する」は、どうやって「飲んでしまうという行動を変えるか?」に着目しているので、刺激統制ではありません。
(反応妨害・拮抗もしくは、行動置換という方法になります。)
よって答えは × となります。
ポイント!
刺激をコントロールしようとしているか。
刺激統制は、そもそもその行動を起こさないようにしたり、起こすよう促したりする刺激に着目した方法です。
勉強中はスマホの通知をオフにしたり、すぐ勉強できるように常にテキストを机の上に出しておくなど、自分の勉強と関連付けると、覚えやすくなります。
受験当時は刺激統制を使っていたので、意識するのがオススメです(^^
marcy