【刺激統制という行動を変えるための方法】(34回102番5)

健康のために、飲酒量を減らしたいと考える男性社員の行動のうち、行動変容技法の刺激統制に該当するものである。

飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する。(〇 or ×)

刺激を統制する
→刺激をコントロールする

× 「飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する」は、刺激統制ではない

刺激統制とは

「行動変容技法」とは、行動を適切なものへと変えるための方法論のことです。

今回は、この行動を適切なものへと変えるためのテクニックとして、「刺激統制」が登場しました。

刺激統制とは刺激を統制することですが、ここでは刺激の制御(コントロール)と言い換えるとわかりやすいです。

内容はシンプル

例えば「飲酒量を減らしたい」と考えているなら、

いつも冷蔵庫に入っているお酒のストックをやめる」(マイナスを減らす)
や、「適切な飲酒量をスマホ待ち受けに表示しておく」(プラスを増やす)

などが該当します。結構シンプルです。

今回の問題

今回の「飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する」は、どうやって「飲んでしまうという行動を変えるか?」に着目しているので、刺激統制ではありません。

(反応妨害・拮抗もしくは、行動置換という方法になります。)

よって答えは × となります。

ポイント!

刺激をコントロールしようとしているか。

刺激統制は、そもそもその行動を起こさないようにしたり、起こすよう促したりする刺激に着目した方法です。

勉強中はスマホの通知をオフにしたり、すぐ勉強できるように常にテキストを机の上に出しておくなど、自分の勉強と関連付けると、覚えやすくなります。

受験当時は刺激統制を使っていたので、意識するのがオススメです(^^

marcy