【ロイシンの変身は、1種類だけ。】(34回21番2)

アミノ酸・たんぱく質・糖質の代謝に関する記述である。

ロイシンは、糖原性アミノ酸である。
(〇 or ×)

糖原性アミノ酸とセットで出てくるやつといえば、
ケト原性アミノ酸がある。

× 
ロイシンは、ケト原性アミノ酸である。

アミノ酸は変換できる

アミノ酸という栄養素は、体内で他の物質に変換することができます。

グルコースなどの糖になることができるアミノ酸を「糖原性アミノ酸

ケトン体などになることができるアミノ酸を「ケト原性アミノ酸」と呼びます。

どんなものに変換されるのか?という視点での、アミノ酸の分類名です。

ロイシンはケト

ロイシンというアミノ酸は、このうち「ケト原性アミノ酸」 に分類されます。

つまり、代謝されてケトン体などになれるアミノ酸です。

「あ、ということは、‘逆に考えれば糖にはなれない’ってこと?」と考えた鋭いあなた。

その通りです。ただし注意点があるので確認をお願いします。

両方もあり

糖原性アミノ酸

多くのアミノ酸

ケト原性アミノ酸

ロイシン、リシン

糖原性かつケト原性
チロシン、フェニルアラニン、
トリプトファン、イソロイシン

そう、「両方もアリ」なんです。
つまり先ほどの気づきに補足をすると、「ロイシンとリシンのみ、糖になることはできない」という理解になります。

ポイント!

糖に変換できないのは、
ロイシンとリシンのみ。

試験的には、まずここから覚えるのがおススメです。

だってこれを知っておけば、

Q.アスパラギン酸は糖になれる?
「アスパラギン酸の所属しらないー!でも糖になれないのはロイシンとリシンだけだったから、消去法的に考えればなれるんじゃない?」→ 正解

と、考えられます(^^

marcy

おまけ

【ケト原性アミノ酸】
 ロイシン、リシン

「ロータリーで決闘。」
 ロ  リ  ケト
(頼むから話し合いで解決してー)