【アルギニン/分枝アミノ酸】(34回18番2)

正解したい基礎問題

アミノ酸と糖質に関する記述である。
アルギニンは、分枝アミノ酸である。
(〇 or ×)

【考えるヒント】
「分枝アミノ酸」というグループに所属するのは3つ。

 × アルギニンは、分枝アミノ酸ではない

アミノ酸

アミノ酸とは、私たちのカラダを作るたんぱく質の、材料となる栄養素です。
(アミノ酸がたくさんつながれば「たんぱく質」になる)

カラダを作るたんぱく質の材料となるアミノ酸は、20種類あります。

例えば、アルギニン、メチオニン、バリン、トリプトファン、アスパラギン酸など。

つまり「アミノ酸」とはグループ名であり、「アルギニン」や「メチオニン」が個人の名前というイメージです。

小グループ

そんなアミノ酸は、似た特徴をもつもの同士で小グループを作ることがあります。

「分枝アミノ酸」(分岐鎖アミノ酸とも言う)はそのひとつ。

この分枝アミノ酸に所属するのは
「バリン」
「ロイシン」
「イソロイシン」
という3つのアミノ酸です。

よって答えは ×

アルギニンは、たんぱく質を作るアミノ酸の一種ではありますが、「分枝アミノ酸」には所属していません。

まとめ

●分枝アミノ酸
(別名/分岐鎖アミノ酸)
(英語/BCAA)

「バリン」
「ロイシン」
「イソロイシン」

 の3つが所属

<特徴>
・たんぱく質を構成するアミノ酸
・全て不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)
・主に筋肉で代謝される

メープルシロップ尿症、肝硬変など病気の範囲にも登場するキーワードです(^^